私は資産運用において「積立投資」を実践しています。この手法の魅力・メリットについて、思う事を書いてみます。
1. システマティックな買付による、結果が出にくい裁量取引の排除
ルールとして買付(積立)を設定していますので、淡々と買っていけます。
一般的な心理としては、上昇相場が続き、巷に投資教本が溢れてるような幸せな相場環境で、「買付額を増やしたい」と思いますし、悲観一色の相場環境で、「怖くて買付を躊躇、止めたい」と思います。
ですが、大抵前者は「高値掴み」、後者は「安値拾いの機会損失」となります。これを避けるためにも、
淡々と積み立てる積立投資は良いと思います。2. 徐々に増加する資産を楽しめる
積立投資では、運用金額が徐々に増えていく事になります。(基本的に運用額は、あたかも入金額に引っ張られている様な動きをします。入金総額が増えるに伴い、運用額も増えていきます。)
運用額が徐々に増える事には、一長一短あるでしょうが、
資産が形成されていく様子を眺めるのは楽しいものです。心理学的にも、「ゆっくりと豊かになる」のは「(宝くじに当たる等で)一気に豊かになる」のと比べて、幸福感が大きいと言われているようです。
勿論、ただ給料が預金口座に入金されるだけでも、(多く使わなければ)資産は増えて行くのでしょう。けれども、資産運用・管理していればその増える様子もよく分かり、楽しむ事ができると思います。
3. 資産運用の知識が蓄積していく
積立投資は、退場しにくい運用手法だと思います。負けてもナンピンをする形になりますので、少なくとも「一発退場」にはなりにくいですよね。
このことから、
長期で運用に携わる事になり、結果として資産運用の知識が蓄積されていく、というメリットがあると思います。
追記(2013年1月10日)↓ 積立投資のデメリットについても、記事を書いてみました。
「積立投資」を行う際に注意したい事(デメリットについて)
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