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    ポートフォリオのストレステストとして、どのような検証ができるか?
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    資産運用をしていれば、著しい下落相場に出くわす事もあるはずです。その際に落ち着いて、適切な運用を継続するためにも、万が一の場合について考えておく事、すなわち「ストレステストをしておく事」は大切です。

    ポートフォリオのストレステストとして、どのような事ができるのか、調べた事を分類してみます。


    1. シナリオ分析


    1-1. ヒストリカルシナリオ

    過去の事件や金融危機が再び起こった際の運用額の変化を考えます。「私のインデックス」というサイトで検証が可能となっています。

    参照:
    こんな時こそ”わたしのインデックス”で暴落時のシミュレーションをしてみよう。
    リンク最終確認:2014/1/11


    1-2. 仮想シナリオ

    まだ起きてはいないイベントが起こった際の運用額の変化予想です。「この地域で大震災が起こる」「〇〇国の国債デフォルト」等です。ある程度起こりうるイベント時の、運用額の減少を覚悟する事は大切です。



    2. 単一ファクター感応度分析


    一つのパラメータを変化させた時の、運用額の変化の分析です。

    ・円高が進む
    ・株安が進む
    ・金利上昇

    等を考える事で、ポートフォリオの安定性を評価します。



    3. 所感


    現在の自身のポートフォリオについて、考えておいた方が良いと思われる項目は、意外と多いと思いました。運用規模が大きくなっていくのと共に、ポートフォリオの性質についての理解が深まれば良いなと思います。




    参照:
    ストレステスト概論 (サマリー)
    リンク最終確認:2014/1/11



    2014.01.11 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    企業の安易な吸収・合併は良くない結果を生みやすい?
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    景気回復と共に、積極的な企業の買収・吸収合併についてのニュースが多くなりましたが、安易な合併は良くないというお話(※1)もあるようです。

    もちろん合併によりライバルがいなくなるのは、企業にとって一時的に良い事ですが、消費者・供給者の反感を買ったり、新たな競争者を招いたりする事で、結果として(長期的には)合併が良くなかったという事態になる事も考えられます。


    なおファイブフォース分析(※2)によると、企業の収益性を決める主な要素として

    ・買い手の交渉力
    ・供給企業の交渉力
    ・新規参入業者の脅威
    ・代替品の脅威
    ・競争企業間の敵対関係

    の5点が挙げられるようです。


    合併がこれらの要素を総合的に収益改善に結びつく方向に向けられるかどうかを考える事は、株式売買の判断材料になりそうです。また、そもそも合併の有無に限らず、銘柄選択にもこれら5要素を考えるのは大切だと思いました。


    参照:
    ※1 Why Eliminating Rivals is a Risky Strategy(Financial Education)
    ※2 ファイブフォース分析(wikipedia)
    リンク最終確認:2014/1/3



    2014.01.03 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    ポジションゼロ戦略~一旦手じまう事から得られるものは?
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    どこで見聞きしたのか忘れてしまいましたが、資産運用にはポジションゼロ戦略というものがあるようです。金融商品は持ち続けないで、定期的に全て売り払う、という戦略です。

    メリット

    ①保有していた事自体を忘れていたような、不要な金融商品を排除できる。
    ②新規で買付るために、本当に保有したい金融商品がよく分かる。
    ③含み益・含み損など、投資判断を惑わす要因となる事柄をリセットできる。


    デメリット

    ①売買に手間がかかる
    ②売買に手数料や、税金がかかるため、パフォーマンスを損なう事がある。
    ③手じまった期間に株価急上昇があった場合、機会損失をする事がある。


    私は投資を始めてから、今までにポジションゼロとした期間はありません。

    ですが、久しぶりにポートフォリオを眺めた際に、買った理由がよく分からない金融商品を見つけたり、WATANKOさんの記事(下記参照)を読んだりすると、運用についての理解を深めるためにも、一旦すべて売り払う機会を設けるのも、悪くないと思いました。


    参照:
    【補稿】PFのリストラク2013師走-なぜインデックス投信を売却し、また買ったのか(資産運用でスーパーカーを手に入れよう!)


    2013.12.22 / コメント:: 4 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    運用思考の練習問題20問 11~15を解いてみました
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    前回記事同様に、楽天証券HPの山崎元「ホンネの投資教室」の、運用思考の練習問題20問を解いてみて、所感を投稿します。

    第206回 運用思考の練習問題20問
    リンク最終確認:2013/11/21


    第 11 問


    11-1. 問題

    東証一部の過去半年の出来高上位200銘柄に等金額で投資するポートフォリオを運用のベンチマークにしようとしているとする。何が問題か?

    11-2. 答案(私が作成)

    「等金額」という制約から必要とされるリバランスの多さは、現実的なポートフォリオの運用の良し悪しを判断するための比較を困難にしている事が問題。

    11-3. 解答(プロの意見)

    入れ替わりが激しくてベンチマークとしての「再現性」に難があり、また、等金額ウェイトは小型株のウェイトが上がり望ましいポートフォリオとしての「規範性」にも疑問がある。

    11-4. 所感

    ベンチマークに要請される性質については、あまり考えた事がありませんでした。「再現性」「規範性」いずれも大切ですね。


    第 12 問


    12-1. 問題

    「当社は、当社のアナリストが調査している600銘柄だけを株式ポートフォリオの運用対象とします」という運用会社についてどう考えるか。

    12-2. 答案(私が作成)

    600銘柄しか調べないのは、ファンドとしては怠慢

    12-3. 解答(プロの意見)

    600に限るのは、自社の都合に過ぎず、分散投資の拡大、リターンの改善双方において、運用のチャンスの最大化を阻害している愚かな方針だ。

    12-4. 所感

    なぜ怠慢なのかを説明すべきでした。


    第 13 問


    13-1. 問題

    ある年金基金の資金の一割を運用している運用会社が、年金基金がアセット・アロケーションに使用しているのと同じリスク拒否度を使って、ポートフォリオの最適化計算を行おうとしている。これは正しい方針か?

    13-2. 答案(私が作成)

    正しくない。リスク拒否度は運用者が運用の要請に対して決めるべき。年金基金全体のマネジメントは個々の運用会社の責任ではない以上、リスク許容度の同期は普通は必要ではない。

    13-3. 解答(プロの意見)

    運用会社間でリスク分散が働くので、個々の運用会社に適用されるリスク拒否度は基金全体よりも小さくていい。

    13-4. 所感

    確かにリスク拒否度は小さくなりますね。


    第 14 問


    14-1. 問題

    「株価に一喜一憂しないために、ポートフォリオを見るのは一年に一度としている」という個人投資家に、何をアドバイスしたらいいか。

    14-2. 答案(私が作成)

    ニュースを見れば視野も広がるので、チェック頻度を上げて、投資家ライフを楽しむのも悪くないですよ。

    14-3. 解答(プロの意見)

    「現実を直視してください!それに、ちょうど良く1年に一度投資環境が変化する訳ではありませんよ」

    14-4. 所感

    個人的には Buy&Hold も良いと思います。


    第 15 問


    15-1. 問題

    ファンドが取るべきリスクの大きさは、スポンサーが考えるリスク拒否度と、運用会社が目標とするインフォメーション・レシオ(アクティブ・リターンのアクティブ・リスクに対する比率)とで決めることができる、という考えは正しいか。

    15-2. 答案(私が作成)

    正しくない。期待成長率も考慮する必要がある。

    15-3. 解答(プロの意見)

    正しくない。運用者が「目標としている」ことと、実際にそれが可能であることとの間には大きな隔たりがある。

    15-4. 所感

    「目標」という単語に反応するべきでしたが、気付きませんでした。


    2013.11.21 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    運用思考の練習問題20問 6~10を解いてみました
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    前回記事同様に、楽天証券HPの山崎元「ホンネの投資教室」の、運用思考の練習問題20問を解いてみて、所感を投稿します。

    第206回 運用思考の練習問題20問
    リンク最終確認:2013/10/31


    第 6 問


    6-1. 問題

    「当ファンドは投資銘柄数を30に絞っています」という運用方針について、簡単に評価せよ。

    6-2. 答案(私が作成)

    ポートフォリオの柔軟性に欠ける運用方針である。あえて銘柄数に制約をかける意味が不明。

    6-3. 解答(プロの意見)

    幼稚、ないしは横着、或いは愚かだ。仮に、いい銘柄が、100あれば、100使って適切に分散投資すればポートフォリオには改善の余地がある。運用上30銘柄という制限は、余計な制約でしかない。

    6-4. 所感

    模範解答を目指してこのような解答を作りましたが、個人的には銘柄数を30に絞るという運用方針に、それほど抵抗はありません。

    個人投資家がポートフォリオの一部として組み込む事を想定したファンドならば、30銘柄という銘柄数は、十分多いという気がします。


    第 7 問


    7-1. 問題

    平均的な銘柄の期待リターンを6%と考える時に、平均を10%上回ると予想した銘柄の期待リターンを16%だと考えてポートフォリオを作っていいか。

    7-2. 答案(私が作成)

    よい。

    7-3. 解答(プロの意見)

    自分の予想の信頼度が100%ということはあり得ないので、不適切だ。

    7-4. 所感

    確かに、信頼度も加味した上で、慎重にポートフォリオを設計する必要がありますね。


    第 8 問


    8-1. 問題

    ファンドの売買回転率に上限の制限を設けることの、長所と短所を一つずつ挙げよ。

    8-2. 答案(私が作成)

    長所:売買手数料が膨らむ事を防げる
    短所:この制約により、売買すべき所でできなくなる可能性がある

    8-3. 解答(プロの意見)

    意図的なものも含めて過剰売買によるパフォーマンス悪化を制限できる場合があることが長所。他方、リターンとコストを考えてもポートフォリオ改善のチャンスがある場合の制約になりかねないことが短所。

    8-4. 所感

    概ね同じ事を書いても、その書き方がプロとアマとで、随分違う点が興味深いです。


    第 9 問


    9-1. 問題

    3,000万円運用資金を持っていて、1,200万円株式に投資しようと考えている個人投資家がいて、毎月100万円ずつドルコスト平均法で1年かけて株式を買い付けようとしているとする。彼に、どうアドバイスすべきか。

    9-2. 答案(私が作成)

    買付けを行ったその一年が、株価の天井圏である可能性も視野に入れ、より慎重に買付を行うべき。

    9-3. 解答(プロの意見)

    「あなたの場合、ドルコスト平均法は、気休めにしかなりません。むしろ、有害です」が正しいアドバイス。機会損失があること、売買コストと手間が余計に掛かることが明らかなマイナス点。「最適な組み入れ状態」を速やかに作るべき。

    9-4. 所感

    真逆の解答になりました。私は「個人投資家は性急なポートフォリオ構築はせず、少しずつ買付け、その間に金融リテラシーを向上させる」のが良いと考えています。

    すぐに結果を求められるプロの方が、気が短い事の表れでしょうか。


    第 10 問


    10-1. 問題

    「当基金は、10年満期の日本国債にのみ投資していて、原則として満期まで保有するので、時価評価は不要だ」と言っている年金運用担当者がいるとする。彼の考えは適切か。

    10-2. 答案(私が作成)

    不適切。状況把握しないのは怠慢。

    10-3. 解答(プロの意見)

    「満期まで保有する」という方針は運用判断の放棄であり、不適切且つ無責任。国債といえども、買う時には、利回りの適否を考えているはずであり、保有期間中に利回りを無視するのはおかしい。

    10-4. 所感

    特になし。


    2013.11.04 / コメント:: 7 / トラックバック:: 0 / PageTop↑




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