↓の記事にドルコスト平均法のデメリットが3点挙げられていました。
山崎元「ホンネの投資教室」:
ドルコスト平均法について整理する (リンク最終確認:2012/10/30)
各デメリットについて自分の言葉でまとめ、また、それについて考えてみた事を投稿します。
1. 機会損失の発生
ドルコスト平均法は、時間分散のために待機資金を持つ事がありますが、もしもこの待機資金を寝かさず使っていれば、もっと有利なパフォーマンスが得られたのでは?というお話です。
右肩上がり信奉を持つならば、ドルコスト平均法による時間分散はせずに、もっと早めに投資をする方が良いでしょうね。当然ですが投資家それぞれの投資観によって、それぞれ最適な投資手法は変わってきます。
「どんな手法が良いか?」を考えるよりも先に「どのような相場観を持っているのか?」を考えておく事は大切だと思いました。
2. 支払い手数料の増加
投資対象によっては支払い手数料がかかります。細かく時間分散投資をすれば、その分手数料が割高になります
※1が、これはドルコスト平均法のデメリットです。
ドルコスト平均法といえば、普通は「毎月」定額投資と決まってしまっていますが、よく考えてみれば「毎年(年一度)」の方が適切という人も多いかも知れません。そういう事を考えさせられました。
※1 ノーロードファンド(買付手数料無料のファンド)等への投資では、買付回数が増える事で買付手数料が増える事はありません。(2012/11/3追記)3. 一つの対象に対する集中投資によるリスク増加
同じものを積み立てると、集中投資にもなりますし、それによりリスクも増えます。ドルコスト平均法により少額ずつ積み立てていると、リスクも実は少しずつ増えるものですが、それはなかなか気づかないものです。
少なくとも私は、自分の古い投資記録を見てみて初めて、リスクが増えていた事に気付く程度です。リスク増加は忘れやすいですが、たまには思い出さないといけませんね。
4. 総括
上記リンク記事には、ドルコスト平均法の弊害として、「機会損失の発生」「支払い手数料の増加」「一つの対象に対する集中投資によるリスク増加」の3点が挙げられていました。
いずれも見落としやすい事ですが、これらについてもよく考え、自身の投資観に従いメリット・デメリットを比較し、最適な投資手法で資産運用していくことが、「納得のいく投資」をするために、大切だと思いました。
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