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    リスク資産における複利効果の有無について
    Kapok の資産運用投資手法シミュレーション
    複利効果を期待してリスク資産を長期保有していますと、たまにそれが暴落してしまうことがあります。そんな時、「複利もクソもない」と思います。

    ですが、本当にリスク資産で複利効果が期待できないのでしょうか。
    乱数シミュレーションをしてみました。


    1. 設定


    ①50%の確率で資産が2.1%だけ増加
    ②50%の確率で資産が2.0%だけ減少
    する金融商品があったとします。

    期待値はプラスですので、複利的に増えていきそうですが、どうなるでしょうか。
    5000試行×18セット試してみました。


    2. 結果


    risk_098_1021.png
    ※クリックで拡大します。
    ※縦軸は対数スケール表示です。


    損する事も得する事も、大儲けする事もある事がわかります。
    ですが平均すると赤線のようになり、「儲けが期待できる」となります。

    なお、赤線は対数スケールで直線ですから、複利的増加傾向があると言えます。
    ただし、下方薄紫のように、資産が10分の1になる事もあります。


    3. 結論


    「期待値がプラスのリスク資産は複利的に増える傾向がある」といえます。
    (ただし、その恩恵を享受できるとは限りません。必ず増えるわけではないのです。)

    2012.11.11 / コメント:: 9 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    毎月分配型投信の信託報酬は、「高くはない」
    Kapok の資産運用投資対象投資信託
    先日のブログ記事「毎月分配投信の信託報酬は高め」という統計的事実はあるのか?で、分配頻度と信託報酬との相関について投稿したところ、吊られた男さんから「これは他要因(アセットの違い等)の影響はどうなんでしょうね。」というコメントを頂きました。

    ご指摘のとおり、一方が他方に比べて高コストなアセットクラスを著しく多く含んでいた場合、確かにフェアな比較ではありません。平均値は変に引っ張られてしまうからです。ですので、今回アセットクラス毎に調べてみました。


    1. 決算頻度と信託報酬との関係


    今回も前回同様、SBI証券のFサーチに登録されているファンドの決算頻度と信託報酬の関係を調べました。サンプル数の確保の観点から、「新興国債券」「先進国株式」「先進国債券」の3アセットを調べました。この3アセットは、毎月分配型も1年決算型もともに10本以上のファンドが検索に引っかかりました。

    隔月決算・四半期決算・年2度決算のファンドについては、サンプル数が少ないため、今回は調べません。また、インデックスファンドは、アクティブファンドと比べ信託報酬が安いことが知られていますが、一方が他方に比べインデックスファンドを多く含む場合は、(アセットクラスの議論同様に)フェアな比較になりませんので、インデックスファンドを除外し集計しました。


    2. 結果


    heikinsintakuhousyu.png
    ※クリックで拡大します。
    ※平均値の誤差は、標準偏差÷√サンプル数の値を採用



    3. 比較から分かる事


    どのアセットクラスでも、毎月分配型投信の平均信託報酬は1年決算型のものと比べ低くなりました。必ずしも統計的優位な差であるとは言えない箇所もありますが、「毎月分配型投信の信託報酬が高い」という結果は出ませんでした。


    4. 結論とその解釈


    毎月分配型の信託報酬が高いという統計的事実は観測できませんでした。毎月分配型は運用や分配に手間がかかる分、信託報酬が高めになるというお話がありますが、他の決算方法と比べ手間に大差はないのかも知れません。

    もしくは、毎月分配型ファンドは人気が出ますから、資金も多く集まり、結果として低い信託報酬でも十分な採算が取れるのかも知れません。
    2012.11.10 / コメント:: 3 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    「毎月分配投信の信託報酬は高め」という統計的事実はあるのか?
    Kapok の資産運用投資対象投資信託
    「毎月分配型投資信託と呼ばれる金融商品は、毎月分配金が出され、運用報告書が発行されます。運用会社にとっては、これはなかなかの手間です。その分だけ、他の決算型の投信と比べ、毎月分配型投信の信託報酬は高めとなる傾向があります。」というお話を聞く事があります。

    推論としては面白いですが、本当でしょうか?実際に調べてみました。


    1. 決算頻度と信託報酬との関係


    SBI証券の投信検索ツールFサーチを使って調べました。
    登録されている全1238投信の信託報酬を、決算頻度毎に平均をとってみました。

    2. 結果


    kessanhindo.png


    3. 平均信託報酬の比較から分かる事


    運用会社の決算や分配の手間は
    「毎月決算>隔月決算>四半期決算>年2度決算>年1度決算」であるはずです。

    このため、もしも最初の推論が正しかった場合、信託報酬も
    「毎月決算>隔月決算>四半期決算>年2度決算>年1度決算」となるはずです。

    ところが上記表・グラフは、そうなってはいません。
    決算頻度と信託報酬には、相関が無さそうです。


    4. 結論・所感


    「毎月分配型投資信託の信託報酬が高めである」という統計事実は確認できませんでした。

    上記推論は面白いですが、事実と異なっていそうです。推論は著名FPが言い出したというお話も出ておりますが、(統計に基づく主張ではなく)ただ憶測でものを言ってただけなのかも知れません。資産運用に関しての他者のお話は、基本的に半信半疑で聞くべきだなと思いました。



    追記

    コメント欄で吊られた男さんが指摘しているとおり、アセットクラスや運用方針(インデックス・アクティブ)の偏りにより、平均信託報酬にバイアスがかかります。この2つのバイアスを除いた統計も作成・ブログ公開をしました。

    ↓こちらです。
    毎月分配型投信の信託報酬は、「高くはない」

    2012.11.08 / コメント:: 5 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    最近、ミネラルウォーターを買って飲んでいます
    Kapok の資産運用その他思った事・思索・所感
    最近、ミネラルウォーター(100円/500mlのやつ)を買って飲んでいます。

    今までは、「水」なんかにお金払う人の事は全然理解できませんでしたが、今は「水を買って飲むもの悪くない」と思っているのです。

    もともと私は、お茶やジュース(150円/500ml)を買って飲む事がありました。ですが、お茶やジュースに混じっているもの(水分以外のもの)には、150-100=50円分の付加価値があるのか?と、思い、考えてみた結果、「無い」と自分の中で結論されました。

    飲み物を買うのは、「体を冷やし、水分を補給するため」であり、敢えて値段を1.5倍の高値にしてカフェインや糖分を摂る必要もない。と考えたわけです。

    よって、最近は水ばかり買って飲んでいます。
    2012.11.07 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2012 に何を投票しようか?
    Kapok の資産運用投資対象投資信託
    「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2012」は投信ブロガーが、良いと思う投信に投票し、支持を集めた投信で盛り上がるという、投信ブロガー界の祭典です。私も一応は投信ブロガーだと思っていますので、今年、投票してみようと思います。

    さて、そうなのですがもしもいきなり投票して、後で「あのファンドも良かったのに」と思い出して、後悔するのも良くないかと思います。ですので、事前に候補をリストアップしておいて、後でじっくり考えてみる事にしました。


    1. Funds-i 新興国債券 為替ヘッジ型


    準無リスク資産として私がポートフォリオへの組み入れを検討しているファンドの1つです。安定して基準価額を上げており魅力的です。またインデックス型である事に付随した「シンプルさ」「低コスト」も素晴らしいですし、そもそも類似商品がなく独創性があります。

    投票を通してこのファンドが有名になり資金が集まり、「Funds-i 先進国債券 為替ヘッジ型」なんてモノも設定となれば、投資環境は良くなります。

    ですので、このファンドには1票以上を投票するつもりです。


    2. ダイワMRF


    値動きも(金利も)地味ですが、待機資金をきっちりと働かしてくれました。


    3. 年金積立 インデックスファンド海外新興国株式


    2012年2月に信託報酬を年率0.8295%から0.5775%に下げました。一般販売されている新興国株式に投資する投信の中で、最安値となった点も良いです。

    なにより、信託報酬値下げの内訳では運用会社のみならず、販売会社の取り分も少なくなっていましたが、これは私の中では前代未聞でした。これにより、信託報酬値下げ競争の勃発がまだまだ期待できる事が分かりましたが、投資家側としては、素晴らしい事です。


    4. SMTインデックスファンドシリーズ


    2012年4月に信託報酬を引き下げてくれました。私はeMAXISよりSTAM派だったため、結構良い影響がありました。感謝の気持ちを込めて1票といきたい所です。


    5. DLIBJ公社債オープン(短期コース)


    国内債券ファンドであるにもかかわらず、基準価額を大きく落とし、悪い意味で今年印象に残ったファンドです。悪ノリで1票という考えが一瞬頭を過ぎりましたが、これは祭典の主旨に反していますので、却下しました(投票はしません)。


    6. 資産(1/2)倍増プロジェクト


    投信ブロガーのちんあおさんが設定・運用を始めたファンドです。交付目論見書もちゃんと書かれております。この目論見書、面白いですので一読の価値があると私は思います。

    資産(1/2)倍増プロジェクトの交付目論見書(リンク最終確認:2012/11/3)


    こういう試みも興味がありますので、同じく悪ノリで1票という考えが一瞬頭を過ぎりましたが、これは祭典の主旨に反していますので、却下しました(投票はしません)。そもそも一般販売されていませんので、投票しても無効票ですね。


    7. 所感


    思ったよりもいろいろなファンドを思いつきました。今年もいろいろあったなと思います。投票、忘れないようにしたいです。

    2012.11.03 / コメント:: 4 / トラックバック:: 0 / PageTop↑




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