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    「日経平均リンク債」の目論見書における、リスクを過小評価させる表現
    Kapok の資産運用投資対象債券
    先日紹介した、SBI証券が売り出した仕組債「日経平均リンク債(円建) 3.00% 1年債」。
    この目論見書には、「リスクを過小評価させるための表現」が散見される。

    例えば、SBI証券のHPにも引用されている、償還決定方法の図。
    sikumisai1.png
    (※1 クリックすると大きくなります。)
    (※2 参照:http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/dbond/P1231.pdf

    日経平均がノックイン価格を下回ると、満額償還されない可能性が高くなることを示している。
    ノックイン価格は、すぐに調べることができ、「2011年3月8日の日経平均株価終値の65%の水準」だと分かる。

    気の利いたことに、ノックインの可能性を考える参考にと、過去の日経平均株価の最大下落率に関する資料が、次に続く。それによると「2007/11/1~2008/11/1の観測期間における下落率の-57.5%が、過去40年間の最大下落率であった」らしい。


    さて、ここまで読んで、
    「日経平均の下落率が65%となってしまったら、損する可能性があるんだな。」
    と思わないだろうか。

    そういう絵だし、そういう議論である。



    ところが、この仕組債を買った投資家は、実際には、日経平均がわずか35%下落してしまった時点で、満額償還が絶望的な状況となる。
    (この35%という数字は、「65%の水準まで下落⇔35%(=100%-65%)下落」と計算できる。)

    他にも、債権発行会社の格付けが「A+(S&P)」「Aa3(Moody’s)」「AA-(Fitch)」であることが示されており、元本割れの可能性が低い信頼できる優秀な債権であるように見せかけている。が、実状はというと、発行会社の信用がどんなにあろうとも、とにかく日経平均が35%下がってしまえば元本割れの可能性が極めて高くなる。


    このように、この仕組債の目論見書には、「リスクを過小評価させるための表現」が散見される。

    「目論見書は、慎重に、慎重に、疑り深く読む必要がある。」と思った。


    関連記事:
    SBI証券の仕組債「日経平均リンク債(円建) 3.00% 1年債」
    SBI証券の「日経平均リンク債」、期待値は?
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    2011.02.26 / コメント:: 4 / トラックバック:: 0 / PageTop↑




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