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    「長期投資で収益が安定化」という主張について
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    STAM投資ゼミナール「第2回 長期投資の有効性」というレポートが出ていました。
     
    ――――――引用ここから――――――
    資産運用の基本のひとつに“長期投資”があげられます。運用期間が長期化するほど、一般的に収益率のブレが抑制されます。特に株式など短期的に値動きの大きい資産は、投資期間が長くなるほど収益率のブレ幅は小さくなり、安定した収益が期待できます。(図1参照)

    chokisyueki.png 
    ――――――引用ここまで――――――
     
     
    長期保有により、収益が安定するとの主張です。
    長期投資を薦める本やブログでも良く見かける論法ですが、
    私はこの考え方、理解できません
     
     
     
    収益分布が正規分布に従う、リスクが年率σ[%] の資産について考えます。
    この資産を、 n 年間保有した場合のリスクは、 √(n) σ[%] 程度であると計算できます。
     
    すなわち長く持てば持つほど、リスクは大きくなります
    当たり前といえば当たり前の話です。
    にもかかわらず、なぜ、長期投資で収益が安定化するという主張が成立するのでしょうか。
     
     
    それは、「1年あたりの収益」というズルい計算をしているからです。
    運用期間5年の収益は、5で割られた収益か、5乗根とった収益か分かりませんが、1年あたりの、と比較するために、意味不明の演算をしているはずなのです。
     
     
     
    長期投資家が考慮すべきは、
     
    1年でどれだけの収益が期待できる。
    5年でどれだけの収益が期待できる。
    10年でどれだけの収益が期待できる。
    20年でどれだけの収益が期待できる。
     
    ですが、レポートではあえて難しく
     
    1年運用で、1年あたりでどれだけの収益が期待できる。
    5年運用で、1年あたりでどれだけの収益が期待できる。
    10年運用で、1年あたりでどれだけの収益が期待できる。
    20年運用で、1年あたりでどれだけの収益が期待できる。
     
    を提示しています。
    活用しにくい情報ですね。
     
     
    また、この情報、勉強不足の投資家が、「長期投資は低リスクだ」と勘違いをさせてしまう可能性もあります。というか、勘違いを誘発させるように、悪意を持って作成されているように感じます。
     
    結論: このレポート、役に立たないだけではなく、有害です。


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    2011.07.24 / コメント:: 8 / トラックバック:: 0 / PageTop↑




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