毎月分配型の投資信託は、分配金に課税される点、および、複利効果が得られない点から、投資家にとって不利な金融商品であると言われています。
ですが、どんな投資も一長一短です。
今回は、敢えて、毎月分配型投信のメリットを考えてみます。
毎月分配型投信の代表である、ワリートについて考えます。
1.そもそもワリートとは「ワールド・リート・オープン」の事です。
ワリートは、海外REITに投資する、毎月分配型投信です。
ワリートのマンスリーレポートの数値を使い、
①毎月分配金を受け取った場合のリターン
②もしも再投資していた場合のリターン
を比較します。
↓今回使ったマンスリーレポートはこちら
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/monthly/149024.pdf2.ワリートの成績設定から2011年7月29日までのリターンについてです。
i )
分配金を受け取った場合基準価額は10,000円から4,709円に下落しています。
その間、分配金は6,490円出ています。
よって、課税前リターンは
{(4,709 + 6,490 ) - 10,000}/10,000 =
12.0%特別分配金が非課税であった事を考慮すると、
課税後のリターンは、およそ 12.0 × 0.9 =
10.8% 程度であると考えられます。
(※税率10%としました。0.9は 100%-10% = 90% の事です)ii )
もしも課税前分配金を再投資していた場合課税前リターンは、マンスリーレポートのファンドの設定来騰落率の
5.6% になります。
これで売却した場合、課税後のリターンは 5.6 × 0.9 =
5.0% になります。
3.まとめと雑感課税後のトータルリターンは
毎月分配の場合:10.8%
再投資した場合: 5.0%
であったようです。
ワリートの場合、
毎月分配の方が2倍もリターンが良いですね。
ワリートは設定来、「儲かった時に多くの分配金を出し、そうでない時は分配金を絞る」事で、適切な利益確定をしていたようです。これが再投資した場合のリターンとの比較での優位性に表れています。
毎月分配型投信のメリットは
利確が自動的にできる事です。
このメリットは考慮に値すると思います。
※この記事は、毎月分配型投信の購入を促しているわけではありません。
投資はメリットとデメリットを比較し、慎重に行うべきです。
※ちなみに私は、毎月分配型投信はあまり好きではありません。
- 関連記事
-