私は下宿にいた。選挙カーみたいな車が「日食の時間は11:58でーす。」と放送しながら近くの道路を通過した。
ガラスコップの底をレンズ代わりに太陽の光を紙の上に集めて、日食を観測する準備を整えた。すると父さんが急に下宿を訪問してきた。
せっかく日食観測の準備が整ったのに、急にあたりが真っ暗になって何も見えなくなった。窓の外を見て日食が始まった事に気付いた。
同時に巨大竜巻が遠くの家々を全壊させながらまっすぐこちらに近づいて来ているのを見つけた。これはやばいと思い、避難を開始。靴をなかなか履くことができなかったが、とりあえず下宿の階段を駆け降りた。
ふと後ろを振り返ると父さんがセコムのガードマンと絡み合って2階から落ちてきた。2階にいたもう一人のセコムのガードマンが「異常ありませんでした。」と報告してくれた。
20mぐらい走って逃げると、竜巻が消えて青空になった。父さんが母さんに変わっていて、「すごい竜巻だったね。」と丘のなぎ倒された背の高い草を指差した。家々を吹き飛ばすもっとすごい竜巻だった気がするが...と思っていると目が覚めた。
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