サラリーマンの資産運用は、キャッシュフローの性質からも、基本的に「長期積立投資」となるはずです。この長期積立投資の「クセ」や「性質」について考えてみました。
1.データ処理長期積立投資のクセを考えるために、まずは日経225平均株価を、毎月月初に10,000円ずつ積み立てていたら、どうなっていたかについて調べました。1987年1月から2010年12月までの
24年間のデータを使いました。
※使ったデータは「配当込まず」の指数です。この配当金要因ため、シミュレーションは、実際の運用成績とは少なからず乖離することが考えられます。2.結果※クリックで拡大します
上の図
月初の日経平均株価(青)
それを積立てた時の平均取得価格(赤)
下の図
積立元本(橙)
資産総額(緑)
です。
3.所感日経平均株価は、バブル絶頂の時の40,000弱から、4分の1に下落していますが、これを
積み立てていた場合、平均取得価格も下落したため、そこまでの大負けにはなっていません。それどころか、バブル崩壊後でも4回、損益がプラス転換する点が見られます。
ドル・コスト平均法(定額積立)の効果、大きいですね。長い間積立てていると、平均取得価額が現在の価格に漸近していく性質があるようです。リスク分散の観点から、成長の期待値が低いアセットを組み入れたい場合も、ドル・コスト平均法を使えば、無難かも知れません。
面白いなと思ったことは、
ドル・コスト平均法は、大負けしにくいですが、大勝も難しいという点です。グラフ左で、日経平均が20,000円から40,000円に倍増した時においても、平均取得価額も急上昇したため、ほとんど資産を増やせていません(損益を率で見た場合のお話です)。
ドル・コスト平均法は、新たな資産積立により、
勝ちも負けも薄まる(損益を率で見た場合のお話です)、という性質があるようです。
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