個人投資家の持つリスクは、保有する有価証券の価格下落リスクだけではありません。
ネット証券を利用するのであれば、そのパスワードが破られ、資産を詐取される可能性もあるわけです。
この記事では、ログインパスワードは複雑なものに設定する事の重要性について考えます。
例えば、パスワードが10文字で、使用できる文字が、以下の92種類であったとします。
1. 数字 0~9 の10文字
2. 大文字英字 A~Z の26文字
3. 小文字英字 a~z の26文字
4. 記号 ! # $ % & ' () 等 30文字
この時、生成可能なパスワードは
92(種類)^10(文字) = 4344京(通り)
です。(1京 = 1,0000兆 = 10^16 です)
ところが、例えば「kapok0106」のように、「英文字5文字 + 誕生日(or 西暦)」というハッカーに予測可能な安易なパスワードにしていた場合、その組み合わせは、わずか
26(種類)^5(文字) × 10(種類)^4(文字) = 1188億(通り)
となってしまいます。
パスワードの破りやすさは
4344京÷1188億 = 3.7 億倍
に跳ね上がる事になり、危険です。
パスワードは、数字・文字・記号をうまく散らして、複雑なものを作成する必要があります。
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