香港に上場されているリクソーETFが
上場廃止となります。2012年3月7日以降は取引不可となりますので、ファンド保有者は、それまでに市場で売却するしか、(実質的に)手がありません。
この上場廃止の理由について推察してみます。
リクソーETFは、インデックスとの連動性を保つために、スワップ取引をしているのですが、その取引相手である、Société Générale が将来的に信用できなくなる可能性があり、これに伴い、リクソーETFがインデックスに連動する運用成績が得られなくなる可能性が出て来た事が、上場廃止の一因となったように見えます。
実際にこの Société Générale は
2011年9月14日にMoody'sの格下げ(Aa2→Aa3)
2011年12月9日にも格下げ(Aa3→A1)
されています。
詳しくは、
http://www.lyxoretf.com.hk/ で
Home > services > Notices and Announcements
と進めば資料が読めます。
実際の詳しい事情は分かりませんが、とにかく、シンセティック・レプリケーションETFはカウンターパーティーリスクを意識する必要があるということだけは実感できますね。
追記上場廃止の理由について、詳しく推察している記事がありましたので、載せておきます。英語サイトです。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5d2ce4ec-00a8-11e1-930b-00144feabdc0.html#axzz1gtX8Q5s7 (2011/12/19)
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※上記リンクはうまく記事にたどり着けないようです。
リンク先は、「ft.com lyxor etf delisting」のような検索ワードでgoogle先生に聞いてみて、一番最初にたどり着く記事です。ぜひ試してみて下さい。
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