私は有価証券の売買を通して、資産を運用しています。その目的について、改めて考えてみました。2014年4月現在、考えている事を大きく3項目に分けて挙げてみます。
1.資産を増やす事
1-1.投資のリターンを得る
投資の最大の目的は、リターンを得る事だと考えています。
「リターン=売却時等で受取った金額―買付時等で支払った金額」です。これを踏まえ、(リターンを得て資産を増やすために、)安く買う事と高く売る事には気を付けて運用をしたいと考えています。
1-2. 知見の修得
後述しますが、資産運用を行う事で、さまざまな事(政治・経済、企業、語学、プログラムやマクロ等)に興味を持ち、知見を修得するようになります。
この知見は、一種の自己の資産だと考える事ができます。この知見を増やしていく事を意識した運用を行っていきたいと考えています。
2.資産を守る事
2-1.分散投資による資産の大きな毀損を避ける
例えば、「資産は預貯金のみ」という運用をしていた場合、円の暴落やインフレが起きた際に、資産が実質的に大きく目減りする事態になってしまうかもしれません。
分散投資をしていれば、その影響を小さくする事が期待できます。
2-2.出費の少ない趣味
人の趣味は種々あります。中にはお金のかかる趣味もあり、例えばクルマとかですと、結構出費が嵩む事だと思います。
その一方で資産運用は元金こそ必要ですが、回収不能な大きな支出が継続的にあるわけではありません。趣味としては安いもので、支出を抑えるという意味で、資産を守る事に効果があると考えています。
3.見聞を広める事
投資をしていると、いろいろな事に興味がわきます。自身の資産動向に関わりますので、特に為替と株の値動きのニュースは興味を持って聞く事ができるようになります。
同様に政治・経済もおもしろくなりますし、株式個別銘柄投資を行えば決算短信等のプレスリリースを読む事を通して、世の中の企業活動について理解が深まります。
外国の金融商品を購入すれば、外国語を読む機会が増え、語学の勉強になります。指標や値動き等の数値分析は、数学やExcel等のツールの勉強になります。
以上のように、資産運用を通して様々な事に興味を持ち、見聞を広める事は悪くないと思います。これらの要素は、資産運用の目的の一つとして意識したいと思います。
この記事は、2012年1月11日に作成、投稿した記事を加筆・修正し、再投稿しています。
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