「経済成長と共に、株価指数は上昇するはずだ。それを享受するためには、インデックスファンドを持っているのが良い」という信奉があります。名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」にも記述があります。この信奉を根拠に投資している人も少なくないはずです。
ですが、私は右肩上がり信奉は否定派です。経済成長は株価指数に既に織り込まれていると考えているからです。私は別の根拠を基に投資家をしています。
1.リスク資産をリバランスしながら保有した場合の運用成績基準価額が、10,000円→8,000円→10,000円 と推移した投資信託を考えます。この投資信託は、最終的に価格が元に戻っており、成長していません。このため、バイ&ホールドしていても、資産は増えません。
ですが、無リスク資産50% 投信50% なるポートフォリオを組み、リバランスした場合、資産は1.25% だけ増やす事ができます。(計算すれば分かります。)
2.なぜ増えるのか10,000円→8,000円 は 20% 減です。
8,000円→10,000円 は 25% 増です。
リバランス戦法は、この非対称性を収益につなげる事が出来る手法です。
3.投資をする根拠上記のように「株価指数が右肩上がりでなくとも、リスク資産を正しく資金管理しておけば、資産を増やせる。」との考えを根底に置き、私は投資家をやっております。
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