資産の値動きの大きさの程度を表す指標として、「リスク」があります。一般的に、リスクは時期によって大きくは変化しないと言われていますが、アセットクラスによってはこのリスク水準が大きく変化する事もあるようです。
1. 「リスク」は変化していくもの
下図は、各資産のリターンとリスクの変遷です。
1994年1月~1998年12月
1999年1月~2003年12月
2004年1月~2008年12月
2009年1月~2012年9月
の4期間で、リスク・リターンがどう変化していったかを示しています。
※1 クリックで拡大します。
※2 参照:
Funds-i 鵜目鷹目ポートフォリオにおける米ドル建て新興国債券(円ヘッジ)の位置づけ
(リンク最終確認:2013/9/9)
各アセットクラスでリスクは少々動いています。特にエマージング債券円ヘッジには、著しいリスク水準の変化があります。
2. 保有アセットクラスのリスクのモニターも必要
上記の事から、今後もアセットクラスのリスク水準は変化していく事が予想できます。これにより、最初に決めたアセットアロケーションが、時間と共に運用指針に合致しなくなってくる可能性も出て来ます。
長期投資においては、このように、いつの間にかリスキーなポートフォリオになっている事は避けるのが望ましいです。そのために、資産クラスのリスクの程度は、ある程度モニターしながら運用する方が良いかも知れません。
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