株価の値動きはフラクタル(部分と全体が似ている構造)であると言われています。
下図は9956:JPの10年チャートと10日チャートを比べたものです。上場月と50ヶ月移動平均線が切れていることから、上が10年チャートと判別できますが、普通は違いが分からないほど似ています。
※参照:バロー(9956) @SBI証券 チャートは2014/1/23に取得このチャートを見ながら長期投資家と短期トレーダーの違いはあるのか。あるとしたら何なのか。をふと考えてみました。
短期も長期も、どちらも「安く買って、高く売る」を目論む点は同じです。株価のフラクタル性から、この点に短期・長期の差異は出ませんし、時間軸の比較は無意味と思われます。
では短期と長期との違いは何か。
①株価予測のために収拾する情報の種別が違う
②長期はリスクプレミアムを受け取る事を目論む(リスクに釣り合うかは別問題ですが)
などと違いを敢えて挙げてみる事もできますが、投資の短期・長期の区別はあまり意味のないものなのかも知れません。
→短期売買を通して、長期投資の投資観を養うのも、大切な事だと思いました。
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