VBAユーザーフォームで、運用管理のためのツールを作成してみました。バリュー平均法で資産運用をする際に、私個人が便利と感じる事に重きを置く仕様で作成してみました。
今後機能は追加し続けていきたいと思っていますが、現時点での機能と、作成して気づいた事について投稿します。
1. 作成したツールと使い方
起動すると下図の画面が出て来ます。

①「新規読み込み用空欄作成」のボタンをクリックし、
②「基本項目」のフレーム内の枠に、現時点での資産別時価を入力し、
③「集計+書込」のボタンをクリックします。
そうすると右側のフレーム内に、バリューパスからの乖離がどの程度なのか等、集計結果が反映されます。これをリバランスの売買額の決定の参考値として利用できます。
また、「前のデータ」や「次のデータ」のボタンをクリックすれば、登録済の集計結果を閲覧でき、「上書き保存」のボタンクリックで、登録済のデータを保存できます。
2. その他細かい仕様
①低リスク資産の入力値は、リスク資産総額の計算式に含まれていないため、バリューパスからの乖離計算には使われない値になります。
②BloombergのiPhoneアプリで計算した私のポートフォリオ毎の資産総額(下図)を入力しやすいように、VBAフォームを作成しました。

③バリューパスは、私が個人用に考えた暫定の計算式を利用しています。
④現状エラー処理は全然記述していませんので、例えば半角数値を入れて欲しい欄に全角文字など入力すると、「型が一致しません」等と、すぐに怒られます。そういう時は「終了」すればO.K.です。
3. ダウンロード
上記の通り、ツールは完全に私個人利用のために作成したものですが、興味ある方は、
http://kapok2.web.fc2.com/xls/kp_mn_sys1.00.zip
↑のURLからダウンロードできます。
(リンクを貼るとFC2からはじかれるため、URLで載せています。)
4. ツールを作成してみて
Excelはいろいろな機能が利用できる事が面白く思いました。また、欲しい機能があり、欲しい材料を探せば、それが既に準備されているという点で、MicroSoft社のプログラマーの偉大さを感じます。
ユーザーフォームの仕組みについても勉強になりました。確かに今回作成したツールの機能は、Excelのワークシート関数で全然間に合ってしまう範囲のものではありますが、敢えてユーザーフォームを作る事で、UIの使いやすさとは何か?等考える機会になりました。
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