運用規模による心理の違いについて考えます。
1. 同じ運用で同じ資産増加でも、面白さが異なる
例えば
A: 1,000万円の財産を持つ者が、入金または運用によって、資産を20万円増やす。
B: 100万円の財産を持つ者が、入金または運用によって、資産を20万円増やす。
を比べます。
A・Bでリスクの取り方や給与からの支払い負担が全く同じで、増える資産も同じ20万円だとしても、一般的には満足度はBの方が高くなります。
運用規模によって、運用成果の感じ方は変わってくるものです。資産形成を始めたばかりの時と比べ、損益に対する心理変化が、随分小さくなった人も、少なくはないはずです。
2. 何かを得る事の満足度
追加で資産を増やす際に、増やした時の満足度(効用)は、既に持つ資産が大きければ大きい程、小さくなります。消費のみではなく、資産形成においても「限界効用逓減の法則」は少なからず適用されるはずです。
これを踏まえると、ある程度の資産を築いたのであれば、
①取るリスク(額)を増やし、大きく増やして楽しむ
②別の趣味で散財する
など、所得の分配方法を変えて人生を楽しむのも良いかも知れません。
私の場合は大きく儲けたら、それを更に増やすよりも、例えば車など買って乗っていじった方が人生楽しめる気がしています。東京の真ん中に住んでいるので、車は全く必要ではありませんが、あると面白いと思います。
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