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    「限界効用逓減の法則」と資産形成に対する心理変化について
    Kapok の資産運用投資手法投資心理・哲学・雑感
    運用規模による心理の違いについて考えます。


    1. 同じ運用で同じ資産増加でも、面白さが異なる


    例えば
    A: 1,000万円の財産を持つ者が、入金または運用によって、資産を20万円増やす。
    B: 100万円の財産を持つ者が、入金または運用によって、資産を20万円増やす。
    を比べます。

    A・Bでリスクの取り方や給与からの支払い負担が全く同じで、増える資産も同じ20万円だとしても、一般的には満足度はBの方が高くなります。

    運用規模によって、運用成果の感じ方は変わってくるものです。資産形成を始めたばかりの時と比べ、損益に対する心理変化が、随分小さくなった人も、少なくはないはずです。


    2. 何かを得る事の満足度


    追加で資産を増やす際に、増やした時の満足度(効用)は、既に持つ資産が大きければ大きい程、小さくなります。消費のみではなく、資産形成においても「限界効用逓減の法則」は少なからず適用されるはずです。

    これを踏まえると、ある程度の資産を築いたのであれば、

    ①取るリスク(額)を増やし、大きく増やして楽しむ
    ②別の趣味で散財する

    など、所得の分配方法を変えて人生を楽しむのも良いかも知れません。


    私の場合は大きく儲けたら、それを更に増やすよりも、例えば車など買って乗っていじった方が人生楽しめる気がしています。東京の真ん中に住んでいるので、車は全く必要ではありませんが、あると面白いと思います。

    2014.09.12 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    リターンが投資効率で、損益が投資成果 
    Kapok の資産運用投資手法リスク・リターン
    リターン=(受け取り金額-投資金額)÷投資金額
    損益=受け取り金額-投資金額

    この2つは使い方を区別した方が良さそうです。
    リターンはどれだけ効率良く増やせたかを示す指標で、損益が実績(投資成果)の指標です。


    1. 例を比較


    例えば
    A: ファンドを用いた資産運用で1,000万円を1,200万円に増やしました
    B: 個別株を運用し、100万円を200万円に増やしました

    の2者を比べます。

    効率の視点では、リターンを見て
    「資産を100%増やした(2倍にした)Bの方が、資産を20%増やしたAと比べて優れている」
    と言えます。

    一方実績の視点では、損益を見て
    「200万円増やしたAの方が、100万円増やしたBと比べて優れている」
    と言えます。


    2. 投資家としてどちらが大切か


    効率と成果とを比較するのも変な話ですが、個人的には損益こそが資産運用の成果であり実績であると考えています。

    投資家は利益をたくさん出してなんぼです。1万円を10万円(10倍)に増やした実績をもって、7,000万円を1億円にした投資家に戦いを挑もうとは思いません。

    2014.09.08 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    資産運用を「キャッシュフロー流列の変換」で考えると分かる事
    Kapok の資産運用投資手法投資心理・哲学・雑感
    資産運用を「キャッシュフロー流列(cash flow stream)を有利な形に変換する事」と考えると、投資哲学について多くの視点を持つのに便利です。キャッシュフロー流列の例を挙げ、そこから読み取れる事について述べてみます。


    1. キャッシュフロー流列の例:債券投資の場合


    簡単のため、債券投資でのキャッシュフローの流れについて考えます。10万円の債券を購入し、利金と償還金を受け取った際のキャッシュフローは下図になります。このようなキャッシュフローの推移をキャッシュフロー流列と呼びます。

    cashflow_saiken.png
    ※クリックで拡大します

    債券への投資をキャッシュフローの視点で見ると
    ①最初に10万円を支払い損をする
    ②一定時間後に、利金と償還金を受け取る

    となります。最初の支払いよりも多くの利金と償還金を受け取る事で、長い目で見れば資産が増えています。このように、キャッシュフロー流列をより望ましい形に変形する事を資産運用と考えると、後述するように多くの視点を得られます。


    2. キャッシュフロー流列で得られる視点


    2-1. 資産運用において、「安く買って高く売る」事がなぜ大切か?

    安く買って高く売る。当たり前ですが、どうしてでしょうか。安く買う事は、最初のキャッシュアウトの量を減らし、累積損益のグラフを上方向へとシフトさせる事で、最終利益を増やします。高く売るのも同様に、最後のキャッシュインを増やす事で、最終利益を増やします。

    このように、キャッシュフロー流列を使えば、「安く買って高く売る」事の大切さを、定量的・視覚的に表現する事が可能になります。


    2-2. どちらが望ましいキャッシュフロー流列か?

    キャッシュフロー流列を比較し、利金を受け取ってしまうのが得か、それとも再投資をして最後により多くのキャッシュを得るのが得か?を考える事もできます。(結論を出すためには相場動向や投資家のライフステージも考慮する必要がありそうです。)


    3. 現在割引価格・修正価値


    低金利ではあまり考える必要がないと思いますが、キャッシュフローを考える際は、金利コストを割り引いた「現在割引価値」で考えた方が良いという考え方は、あまりに有名です。

    この他に、ライフステージによるお金の重さによる補正を考えても面白そうです。例えば、

    ①20代で総資産50万円の時に得た10万円
    ②50代で総資産5,000万円の時に得た10万円
    ③70代で年金生活の時に得た10万円

    は同じ10万円ですが、それで得られる効用(満足の度合い)の大きさが違う事を考慮するという考え方です。(②の10万円は他より軽いです。)

    この補正を使えば、20代での浪費生活の合理性や、60代の元本払い戻し型投資信託への投資の正当性が説明出来たりして、面白そうです。


    以上のように、キャッシュフロー流列は投資判断に多くの視点を提供してくれます。投資で迷った時はキャッシュフロー流列を考えて判断材料にすると良い事があるかも知れません。

    2014.08.08 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    複利効果を気にするべきか否か~効果が大きくなるのはどのような場合か?
    Kapok の資産運用投資手法投資手法考察
    利子の利子、または利益の利益を複利と呼び、この複利によって単利の場合と比べて運用資産が大きく増える「複利効果」が語られる事は多いです。

    この複利効果が重要となる場合・そうでない場合について考えてみます。


    1. 簡単な想定による計算


    年利 r で n 年間運用すると、元本は(1 + r )^n 倍となります。
    展開すれば



    と続きますが、 r が小さい時は、元本と単利部分を除いた第3項の



    が複利効果として一番大きく寄与します。

    複利効果は運用年数 n の2乗と利回り r の2乗に概ね比例する事が分かります。nやrが大きい時に、複利効果は無視できない量になってきます。(nやrが極端に大きければ、第4項以降の寄与も無視できなくなります。)


    2. 複利効果を投資判断の材料にする事は普通は「無い」


    そうは言いましても、複利効果を気にする場面は滅多にないと考えられます。

    低金利の日本で円建て資産運用をする場合は複利効果(利益の利益)は小さく、単利(利益)の方が大きく寄与します。利益が小さければ、利益の利益はもっと小さいわけです。

    例えば年利2%で10年間の複利運用すれば、資産は1. 219倍になりますが、このうち1が元本、0. 2が単利部分です。そして、わずか0.018が上記第3項の複利部分です。さらに残りの0.001は利益の利益のそのまた利益等です。

    これに加えて、現実的には10年もすればリバランスや金融商品の乗り換えを行いますので、ますます複利効果が「どうでも良く」なってきます。


    3. 複利効果よりも他の効果を気にする


    このように考えますと、普通は複利効果が得られるか否かを投資判断に組み入れる事は滅多に無いと思います。最近投信クラスタで良く引用される「複利は誤差みたいなものなので気にしない♪」という考え方は、別に変だとは思いません。

    事実、複利効果の程度が小さければ、アセットアロケーションや運用方針、延いては投資信託の運用コストをチェックする方が遥かに効率的です。


    まあ、そうは言いましても、「複利効果を実感できるほどの高い利回り」は是非とも目指したいものですがね。



    2014.07.29 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑

    「バリューアベレージング法」による積立投資について
    Kapok の資産運用投資手法ドル・バリュー平均法
    ドルバリュー平均法やバリューアベレージングと呼ばれている投資手法があります。私は以前「変則型ドル・コスト平均法」の利用についてという記事を書いた際に、猿信者さんにコメントを頂いた際に知りました。このバリューアベレージング法について考えます。


    1. バリューアベレージング法とは


    ドル・コスト平均法に似た、積立投資の手法の1つです。

    通常のドル・コスト平均法では、投資額を一定にして積立投資をするのですが、バリューアベレージング法ではリスク資産額が一定となるように積立てる事で、ドル・コスト平均法よりも逆張りの性質を強く持たせます。


    2. 日経平均株価を用いたバックテスト


    2-1. 比較方法

    ドル・コスト平均法とバリューアベレージング法とを比較するために、日経平均株価で積み立てた際の投資額および資産額推移を計算します。

    年1回、年の始値で積立を行った場合を比較します。ドル・コスト平均法では年10万円、3年間で30万円を積立てます。

    一方でバリューアベレージング法では、リスク資産が3年間で20万円だけ増えるように、買付金額を調整し、必要ならば利確をする事で投資用キャッシュを確保する事を繰り返します。


    2-2. 比較結果(推移比較)

    valueAVE_vs_DCAVE.png
    ※クリックで拡大します。

    緑:
    日経平均株価の年間の始値です。この基準価額で積み立てます

    水色:
    ドル・コスト平均法での累積立金額です。毎年一定額ずつ増えます。

    青:
    ドル・コスト平均法でのリスク資産総額の推移です。

    赤:
    バリューアベレージング法でのリスク資産総額の推移です。バリューアベレージング法では、リスク資産額が一定となるように、投資額(積立額)を調整します。

    オレンジ:
    バリューアベレージング法でのリスク資産への実質的な積立金額推移です。


    2-3 比較結果(2014年1月時点でのリターン比較)

    2014年1月には、各手法は下表のとおりのリターンになります。
    DC平均法はドル・コスト平均法の略で、VA法はバリューアベレージング法の略です。

    valueAVE_vs_DCAVE2.png
    今回の比較では、バリューアベレージング法によるリターン(155%)がドル・コスト平均法によるリターン(14%)を圧倒する結果になりました。


    3. 所感・まとめ


    バリューアベレージング法は、リスク資産が目減りした際に多くのキャッシュを投入し、利益が出た時に積極的に利益確定を行う逆張性向が強い投資手法です。日本の低インフレのレンジ相場では強い威力を発揮してきた事が分かりました。

    また、ドル・コスト平均法では長い間、資産額が投資額を下回っている一方で、バリューアベレージング法は大抵の時点で資産額が投資額を上回っている点が、推移のグラフから読み取れる事も興味深く思います。

    バリューアベレージング法の問題点として、「逆張したい時に投資用キャッシュがショートする可能性」が考えられますが、今回の検証で使用したパラメータ「投資額の2/3をリスク資産目標額に設定」では、資金がショートする事はありませんでした。

    このことから、日本人投資家の内、もともと多くのキャッシュポジションを持つ事を志向する投資家には、バリューアベレージング法は相性が良い投資手法だと考えられます。

    2014.06.10 / コメント:: 2 / トラックバック:: 1 / PageTop↑




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